明智光秀劇場百一場

明智光秀劇場百一場

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出版社
ユニプラン
著者名
鳥越一朗
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2020年1月
判型
A5
ISBN
9784897044903

2020年NHK大河ドラマ
「麒麟がくる」を楽しむための座右の書!

劇場舞台は全国です! 
京都 42ステージ滋賀 15ステージ兵庫 13ステージ 
大阪 8ステージ福井 6ステージ岐阜 6ステージ
  奈良 4ステージ静岡 3ステージ
  その他 石川・和歌山・長野・山梨を紹介!

本能寺の変の首謀者である光秀の、波乱に満ちた劇的人生…。
その101のステージを年代順に現地の写真とともに分かりやすく紹介。
光秀の意外な素顔をあぶり出します。

「はじめに」の一部から

私は思い立って、彼の人生劇の「場」を一つひとつ、可能な限り訪ねてみることにした。現場に立ってこそ、見えてくるものが、必ずあるはずだからだ。
足利義昭・信長に従って上洛して以降、光秀は丹波平定をはじめ、金ヶ崎城の戦い、比叡山焼き打ち、槇島城の戦い、石山合戦、越前一向一揆攻め、上月城の戦い、有岡城の戦い、甲州征伐など、多くの歴史的な事件の場に立ち会っている。
また、「主役」である光秀の周りには、強烈な個性の脇役たちにも事欠かなない。義昭、信長、秀吉、家康はもとより、朝倉義景、浅井長政、松永久秀、細川藤孝、荒木村重、佐久間信盛、柴田勝家、滝川一益、丹羽長秀、筒井順慶らがきら星のごとく、光秀の前に現れては様々な形で関わっていく。
そうした光秀の人生の「場」を地道に辿ることで、ひょっとしたら、ベールに包まれた光秀の人間性や、彼が生きた戦国という時代の息吹がほのかに立ち上ってくるのではないか。欲を言えば、本能寺の変の動機を自分なりに解釈し得るヒントがつかめるのではないか、と私は期待したのである。
本書のタイトルを「明智光秀劇場百一場」としたのは、そうした意味からであった。それでは、早速その幕を開けることにしよう。どうぞ、最後までお付き合いください。

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