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「子どもへのイライラを止められない」
「よいお母さんになれない」
「子育てがつらい」
「子どもを叩いてしまう」
こんなふうに,お母さんたちが悩んでいるとき,多くの方は自分の責任だと感じてしまうと思いますが,子育て困難は「人格の問題」ではなく「過去の記憶の問題」なのです。子育てをつらいと感じ,子どもに適切な関わりができないことで苦しんでいるお母さんたちに接する援助者が「過去のつらい体験をたくさん我慢してきた」ことを受け止め,信頼関係を築くことで,「愛着障害」を引き起こす親子関係を修復することが可能です。本書では,6人のお母さんたちの物語を通じて,わかりやすくそのメカニズムを解説します。
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