十月の悲雨

十月の悲雨

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
BookWay
著者名
青木敬
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2016年7月
判型
四六判
ISBN
9784865841534

主人公・卓也は育ててくれた伯父に呼ばれて、仕事帰りに佐久間家を訪ねた。そこで伯父の死体に遭遇し、第一発見者として殺害容疑がかかる。だがアリバイ成立で直ぐに解放される。佐久間家は娘が二人おり、姉の佐枝は反対された結婚をして家を出た後、夫・富永の心離れで現在は不仲の状態。その姉が、伯父と前後して殺害され、容疑が卓也に掛かる。遺体付近や卓也の車から、殺害を裏付ける証拠品が数点発見されたからだ。しかし、証拠品の中に不合理なものがあるうえに、殺害動機がなく、卓也は再び解放される。

会社社長だった伯父には、仕事絡みの容疑者がいた。殺害される直前に会っていた名誉職の競争相手の中本だ。更に恨みを買った相手として、過去に倒産した同業者の豊島がいた。しかし、佐枝の夫・富永が離婚話の縺れで言い争いの現場を目撃されたことにより、富永が容疑者にあげられる。

伯父は死ぬ前日、直前に見た車の事故のことを卓也に漏らしていた。だが、事故の届け出はなかった。卓也は伯父の言ったことが気になり、事故現場付近を調べる。

伯父の会社の専務が情報を仕入れ、中本の身辺に疑いが判明する。中本のアリバイは女が絡んで二転・三転。そして容疑者の一人だった富永が車に火を付けて焼死。車から伯父の殺害に使用した鈍器(大理石の置き時計)が発見され、富永犯人説が強まる。伯父殺害が佐枝に知られ、佐枝をも殺害したという見解だった。一方中本は、最終的にはアリバイが成立。捜査本部は富永犯人説に傾き、被疑者死亡で幕を引くことに決定。だが卓也の推理は違った。富永が炎上死した車は、盗難届けが出ていた。卓也は、車の所有者である今井に、伯父が話していた事故の加害者の疑いを持った。所轄の協力で車の事故は証明され、真犯人は意外にも今井の親友だったことに辿り着く。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top