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急性期看護は、入院期間の短縮と、高度医療や先駆的な特殊治療を受ける人が増々増加していき、看護学生も疾病が複雑で術後の管理が難しい患者を受け持つことが予測されます。また、短期入院の中で、インフォームド・コンセント、オリエンテーション、患者のセフルケアや自己管理教育に対して、効果的な看護を実践しなければなりません。これらの看護を実践するには、臨床で実習する以前に、急性期看護に必要な知識と技術を学生個々が身に付けておくことが必要です。
本書は、実習に備えた実践的な学習を学生が習得できるように考案した、トレーニング用の冊子です。周手術期の患者の事例展開を看護過程に沿って、情報収集、アセスメント、看護診断、看護目標、具体的看護計画の順で進めていきます。次に、急性期看護技術は、救急看護と周手術期看護に分けて、それぞれ基本的な技術を、事前学習の後に演習して身に付けていきます。特に、救急看護技術は、臨床工学科の実習室に行って、臨床工学技士の指導の元で丁寧に取り扱いと管理の視点を学習します。
また、看護学生にとって難しい麻酔の学習を取り入れています。麻酔は、周手術期看護には必要不可欠な医療ですが、学内で麻酔を理解することは簡単ではありません。学生がチームを組んで、一般知識と麻酔の合併症について、しっかり時間をかけて学習していきます。最後に、学生間で調べたことを共有し、その学びの成果を臨床実習にもっていき、患者の生体反応の理解や、術後の管理に役立てられるように計画しました。
これらのトレーニングを積み重ねて、看護過程の展開が終盤にきたら、事例の退院指導を作成します。また、急変時に備えて、心肺蘇生を2時間かけて講習を受け、修了証を手にします。
こうして一通りの成人看護学急性期の知識と技術を身に付けて、後期は学生個々が自信を持って、臨地実習に臨んで下さい。三次救急と集中治療室の医療現場を見学し、外科系病棟で急性期患者の看護を実践することで、看護能力が身につくことを期待します。
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