病気は社会が引き起こす

角川新書

病気は社会が引き起こす

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出版社
KADOKAWA
著者名
木村知
価格
924円(本体840円+税)
発行年月
2019年12月
判型
新書
ISBN
9784040823072

(目次 おもなもの)
はじめに ―202X年の医療現場

第1章 カゼでも絶対に休めない人へ
かかったかな、と思ったらすぐ受診? 
市販のカゼ薬は弱くない 
陰性判定がインフル流行を引き起こす 
テレビの情報バラエティで医療機関が大混乱 
夢の薬か? ゾフルーザ 
世界のタミフルの7割超が日本で 
皆勤賞、やめませんか 
休むことは罪悪か 
「インフルだったら休めるのですが、カゼだと休めないので」 

第2章  命の沙汰もカネ次第
いつでも、どこででも、だれでも医療が受けられる国
病院が早く退院させたがるワケ 
医療費亡国論の源流 
軽症者を大病院に行かせないために 
医療費抑制政策が過剰診療を誘発する 
国保財政をいかに守るか 
窓口負担は0にして
民間医療保険に入るべき? 

第3章  世界に誇れる? ニッポンの医療
全世代で高い貧困率 
弱肉強食か、支え合うか 
ハイパフォーマンス国家、日本 
酔っ払いに手術されてもいいですか 
医師の働き方改革 
もっと#8000を 
コンビニクリニックは医療難民の最後の砦 
猛暑五輪、行き場を失う熱中症患者 

第4章  健康自己責任論の正体
病気は公平に起こらない 
健康増進法は健康自己責任法 
日本のホームレスは贅沢なのか 
自助という言葉に要注意 
厳しい境遇ゆえのやっかみ 
不正受給よりも深刻な問題 
自己責任社会にとって不都合な制度 

第5章  困ったときはお互いさまの社会へ
老後2000万円問題 
消費税は財政健全化に寄与してきたのか 
内憂を外患でごまかすな
命を守るカネのために、命を守るカネを削る
不寛容ブーム 
人間の本性を直視するところから始めよう 
202X年の未来予想図

おわりに

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