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「切り絵図屋清七」シリーズ第6巻。
思いがけず新しい絵師も加わり、長谷清七が跡を継いだ絵双紙本屋・紀の字屋は、ますます繁盛していた。
一方、それを恨む同業者の近江屋が、悪徳商売で店の乗っ取りをはかっているという、よからぬ噂が聞こえてくる。
ついには仲間の与一郎が、身に覚えのない人殺しの罪を被せられ、牢屋に入れられてしまう。清七は真相を追っていくが――。
また、藤兵衛の病がいよいよ重くなり、清七はある決断を迫られることになる。
大人気の書き下ろしシリーズ、堂々の完結。
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