取り寄せ不可
松村和紀が幽境に咲く、華の世界を描いた。
1989年制作の「華」から2018年までの油彩画、その大作及び小品の中から71点を収録。
美術評論家・中野 中氏、アートラボ美術事業部の渡水 理氏による解説を附す。
― 内なる生成とともに生きる ―
魂の根源には、永続する生成の力が在る。たとえこれを包む身体は有限であろうが……。
新たに花の形を創り、探究する行為によって内なる生成の扉にノックする。生成なる永遠に触れるかの様に……そこでは瞬く間に、日常の時を超えてしまう。
これまでの制作された作品の推移を眺めていると、長い年月を経て幽境の荒れ野にいつの間にか咲き乱れゆく花々が描かれている。それはあたかも自然の生成力に追従してきたかのように思えてならない。花の新たなる形態は、生成の象徴とでも云えようか。
花や木々の色彩と形を通じて、曲想を織りなす様に創る。そこではメロディアスな形を探索できる楽しみがあり、内なる生成と一つになれるのだ。(本書冒頭より)
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