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【7ヵ国語の訳文掲載】
専門家の立場から40年以上原発の廃止を訴え続ける元京大原子炉実験所助教・小出裕章氏、待望の新刊。
「罪のない人を棄民したまま『オリンピックが大切』という国なら、私は喜んで非国民になろう」
──悔恨と怒りの思いを4600字余の言葉に込めた覚悟のメッセージ。
59頁の写真図版と7つの言語(英語、ロシア語、中国語、アラビア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語)で世界に告発する、原発事故9年目の実情と東京五輪という犯罪的愚行。152頁オール4色 。
今、私たちがやるべきことは五輪ではない!
──オリンピックは、いつの時代も国威発揚に利用されてきた。近年は、箱モノを作っては壊す膨大な浪費社会と、それにより莫大な利益を受ける土建屋を中心とした企業群がオリンピックを食い物にしてきた。しかし、今もっとも大切なのは、「原子力緊急事態宣言」を一刻でも早く解除できるよう、国の総力を挙げて働くことである。フクシマ事故の下で苦しみ続けている人たちの救済こそ、最優先の課題である。──(本書より)
世界の人々へ伝えたい。
つらい事実だけれど、これが日本の実情です。
だから、五輪は返上しなければならない!
■出版の経緯
2018年7月、元京大原子炉実験所助教・小出裕章氏は、ひとりの日本人女性からの依頼を受け「フクシマ事故と東京オリンピック」と題する文章を書いた。
その後それは英訳され、同年10月、世界各国のオリンピック委員会などに書簡として送られた。今回、その原稿を基に一部加筆・修正。初めてまとまった形で出版される。
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