本書は平成13年4月に「放射線基礎計測学」として最初に刊行され,その発行以来僅かの修正が何度か行われ今日まで続けてきました。しかし,最近は医療面での放射線診断・治療の分野で急速な進歩・発展が見られ,飛躍的向上をもたらしている。一方,それらと関連のある放射線計測の分野でも本書が発刊されて以来,既に18年を経過してその内容も時代にそぐわなくなった部分も生じており,今回新たな知見を取り入れ,特に「第6章 放射線量(率)の測定」,「第7章 放射線治療時の線量(分布)測定」の2章については大幅に修正すべく表題を「第6章 線量計測」,「第7章 放射線治療での線量計測」と改め,大々的に書き換えを行った。そして今後新たに進展するであろう陽子線,炭素線による水吸収線量計測についても若干触れてある。(「改訂2版の発行にあたって」より)
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