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再評価がすすむバスキアの、言葉をあつめた1冊
ZOZOTOWNを設立した実業家であり、アートコレクターとしても有名な前澤友作氏が、過去最高額123億円で落札したことで日本でも久しぶりに話題となったジャン=ミシェル・バスキア。
27歳という若さでこの世を去るという短い生涯にもかかわらず、3,000点を超すドローイング、1,000点以上の絵画作品を残しました。
ジャズ、ヒップホップ、アメリカ民俗や人種問題などを主題に、1970〓80年代の黒人アーティストならではの視点で作品を発表し、NYのアートシーンに革新をもたらしたバスキアは、いまなお多くのアーティストに影響を与え続けています。
本書は、バスキアのインタビューや記事、会話の録音記録など様々な資料からおよそ200の言葉を集めた『Basquiat-isms』(2019,Princeton Univ Pr, Edited by Larry Warsh)の邦訳本。
彼の極めて詩的で独特な思考の過程を辿ることができる1冊です。
【本書より抜粋】
“描けば描くほど、すべてを好きになっていく”
“僕は、僕であり、僕なんだ”
“悪ガキだと思われていることを楽しんでいる。最高だよ”
“グラフィティがさも新しいもののように思われて、
功績を認められている連中がいるけど、
それはもう5軍というか、10軍ぐらいのものさ”
“僕はアートについて語るのが好きじゃない”
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