出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
オグデンC.K Ogden(1889-1957)は一般にはあまり知られていないと思う。ベーシック・イングリッシュの考案者として思い出される方はおられるだろう。実は彼はそれ以外にも『意味の意味』の共著者でもあり、J.ベンサムの研究家でもある。さらにその他、心理学者、言語学者、哲学者として数々の業績を残している。
今年2019年は彼の生誕130年にもあたる。
本書の内容としては、1章ではオグデンがどんな人物か、天才でもあり変人でもあり面白い逸話なども含めて語る。2章では彼がどんな人生を過ごしてきたか、その生涯を見ていく。3章では彼の理想の言語、ベーシック・イングリッシュの背景を探ってゆく。ベーシック・イングリッシュそのものについては4章で詳しく説明する。
このベーシック・イングリッシュも古めかしい、回りくどいなど批判もあるが、きちんとした理論的裏付けに基づいた周到に考え抜かれた「英語の小宇宙」である。わずか850 語、特に動詞はたった16語という究極の語彙制限でしかも一般的なことは何でも表現できる英語の組織である。英語の核心的部分なので英語学習の第一歩としても大変有効で、普通英語への橋渡しも自然に出来るようになっている。欠点もあるが、それらを上回るベーシック・イングリッシュのすばらしさを知って欲しい。
(はじめに より)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。