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ディズニーアニメが100倍楽しくなる22の物語
名作アニメにはいずれも人生にとって大事なメッセージが込められています。
単に面白いだけでなく、とても役に立つのです。
ただ作品を観ただけでは、そう簡単に理解できないメッセージもあります。
あるいは、作者も気づいていないような深いメッセージが隠されていることもあります。
そうしたメッセージを解説したり、発掘して意味を考えたりするには、何か道具が必要なのです。そこで役立つのが哲学だというわけです。
歴史上の哲学者たちが残してくれた知の結晶は、よく誤解されているように難解で役に立たないどころか、本当は物事の隠れた本質を暴き出すのにとても有用なのです。
本書でも著者は巧みにそうした哲学者たちの英知を道具として用い、ディズニーアニメのそれぞれの作品に込められた生きるうえでのヒントを明確に示してくれています。
どの作品も人生のどこかで観たことがありましたが、私も今回あらためていろいろな発見がありました。
哲学者たちが書いていることは、長年の吟味に耐えてきた信頼のおけるものです。
本書で語られる、時にシニカルで、時にユーモアたっぷりのアドバイスもまた、信頼のおけるものだといっていいでしょう。
もちろん、哲学は物事を疑って自分の頭で考える営みですから、いったん自分の頭で吟味するプロセスを持つことができれば、なお素晴らしいでしょう。
その哲学のやり方も本書を読めばわかると思います。
アニメは二度人生の教師になります。
一度目は子どものときにわかりやすく生きるヒントを与えてくれる教師として。二度目は大人になってから深く考えさせられる人生のヒントを与えてくれる教師として。そして言うまでもなく、二度目にアニメをよりよい人生の教師にしてくれるのは、哲学の力にほかならないのです。
最後に著者が書いているように、学ぶときは楽しまなければなりません。
(監修者解説より)
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