出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
早逝の作曲家・矢代秋雄1949年の若さ溢れる作品。当時の日本ヴィオラ界第一人者であった河野俊達に捧げられたが、戦後の混乱や河野のアメリカ移住、矢代のフランス留学などと重なり、その後長く陽の目を見ることがなかった。
3つの楽章からなり、第1楽章は、日本的な2つのメロディをフランス風手法で肉付けしたソナタ形式。第2楽章は、ほのぼのとした日本風の子守歌。第3楽章は、矢代が敬愛したラヴェルの影響が強く感じられる自由なロンドとなっている。ヴィオラの低い音域が非常に効果的に使われている一方で、高音域も随所に使われており、さらにオクターヴの重音奏法なども当時としては難易度の高い作品であったといえるが、現代では多くのヴィオラ演奏者が愛奏できる作品である。未完であったヴィオラ・パート終結部は、弟子の西村朗の補筆による。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。