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「武士道」―現代日本において時に好意的に評される主従倫理は、武断政治から文治政治へ至る17世紀半ば以降、大きな変革を迎えた。己の命をかけて戦う戦闘員から御家運営に携わる官僚へと「武士」の役割が変化する中、思想家はいかなる教訓を提示したのか。本書は近世武士道論の系譜に軌跡を残した思想家山鹿素行・大道寺友山を軸に、彼らが教訓の対象とした武士層、さらにその育成論を思想・史料の両面から検討する。戦闘員と官僚―両者相容れぬ武士像をそれぞれ評価した思想家の創意工夫に切り込む若手研究者の意欲作、ここに現る。
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