地図化すると世界の動きが見えてくる

地図化すると世界の動きが見えてくる

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出版社
ベレ出版
著者名
伊藤智章
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2019年11月
判型
A5
ISBN
9784860645984

世界事情を地図に表した本。
現代は世界中の様々な分野の統計資料やデータが溢れています。しかし数値を眺めるだけでは、なかなかそのデータが意味することを理解するのは困難です。そこでそれらのデータを地図やグラフに起こしてみると、複雑な状況がより明瞭に理解でき、意外な一面も見えてきます。本書では、アジア・ヨーロッパ・南北アメリカ・オセアニアのそれぞれの地域や国が抱える問題や変わりつつある事柄を地図上に可視化して、その実態を解説していきます。「聖地・メッカの入場制限」「アフリカの携帯電話事情」「イギリスのワイナリー」「多国籍化するアメリカ車」など、世界各地の動きを視覚的に理解できる一冊となっています。

第1章 アジアを地図化する
・ つながる「両岸」―台湾と中国本土の交通の変化
・ アジア貿易の要―存在感を高める沖縄の物流拠点
・ プランテーションと森林転換―ゴムとパームヤシの森
・ 「緑の革命」の光と影―“ 奇跡の米” の普及とその後
・ 統計地図で見るインド―経済成長と深刻化する地域格差
・ 聖地・メッカの入場制限―巡礼者増と安全の両立に向けて

第2章 アフリカを地図化する
・ アフリカの電源―有望視される大地溝帯の地熱発電
・ アフリカの携帯電話事情―電力よりも普及率が高いのはなぜか?
・ 「飢えるアフリカ」からの脱却―米が支える農村の未来
・ アフリカの「豊かな」国々―抜け出せない「天然資源の罠」
・ チャイナパワー in アフリカ―数は力なり
・ 「内陸国の罠」を克服せよ―発展のアキレス腱・物流問題

第3章 ヨーロッパを地図化する
・ 鉄は国家なり―EU のルーツ、ECSC を作った国々
・ 川がつなぐヨーロッパ―ライン川・ドナウ川の河港
・ イギリスのワイナリー―変わるブドウの北限と主産地
・ イタリアの南北問題―拡大する格差・拡散する人々
・ 「コールド・ラッシュ」の功罪―アイスランドのIT バブル
・ 難民爆発―殺到する人々、分かれる対応

第4章 北アメリカを地図化する
・ 都市で見るアメリカ①―大都市の発達と縮小
・ 都市で見るアメリカ②―マイノリティが占める町
・ モーターシティの盛衰―多国籍化する「アメリカ車」
・ 福音か?迷惑か?―「石炭ファースト」政策と採炭地
・ 合衆国とは違います!―多言語国家・カナダの多様性

第5章 南アメリカを地図化する
・ 増え続ける「アマゾン牛」―飼育頭数世界一の背景
・ 広くなったパナマ運河―物流の変化と過熱する運河間競争
・ アルゼンチン「大豆戦争」―遺伝子組み換え作物の恩恵と代償

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