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宇都宮大学国際学叢書第10巻
ある外国人の日本での20年
―「外国人児童生徒」から「不法滞在者」へ
宇都宮大学国際学部教授 田巻 松雄[著]
家族が暮らす日本にこのまま残りたい
20年日本で暮らしてきた自分に帰る母国はない――
ある日、著者の元に届いた便箋1葉の手紙。
その日から始まった「外国人T」との交流。
往復書簡に記されていたのは、形容しがたい20年に対する心の叫びだった。
10歳で来日したTは、楽しそうに小学校生活を送っていたという。
そんなTが中学校で不登校になり、非行・犯罪に走ったのはなぜか。
Tの更生を阻んだものは何か。
非行・犯罪の事実はTの人生をどこまで縛ってよいものなのか。
本書は、Tという1人の外国人に焦点を当てて、かれの日本での20年を掘り起こす試みである。
「外国人児童生徒の転落」と「入管施設での外国人の長期収容」の実態を、
ある外国人の姿を通して問いかける、宇都宮大学国際学叢書最新作。
A5判上製・206頁
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