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その実態をさまざまな側面から検証
ドイツ占領下から解放へ向かう急激な変動と混乱のフランスで、対独協力者の粛清が行なわれた。当初、粛清は政治的事実として理解されていたが、やがて大きな社会的現象として分析され、多くの人に及ぶものと考えられるようになった。「解放は皆がこぞって祝い、復讐の歓喜に酔いしれた例外的な団結の時である。そこで、最大多数の団結は、背き、名誉を汚し、裏切った者たちを排除することで固められる」「地域の人間関係に同化しない個人は、しばしば集団から離れているという理由だけで共同体からは特に怪しい嫌疑者と見なされたのである」(第一章)。
本書は、粛清がこれまで考えられていたよりも、どれほど激しく、根深く、持続したのか、その裁きと処罰の形態を、フランス社会の粛清問題を専門とする著者が、さまざまな側面から検証する。
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