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【緊急ルポ!救急の新しいカタチ】
受け入れ拒否、地域偏在化、労働環境、過剰出勤要請・・・・・
医療過疎地にある小さな個人病院が救急医療の問題をいくつも解消している
救急医療の現場では、もうずいぶん前から「たらい回し」や、医療過疎の地域であれば「受け入れ困難」という事態が問題視されてきた。
ところが、その不幸な状況はいまも一向に改善されていない。
なぜだろうか?
理由はいくつかある。
「救急」での対応が必要ない人もいる事から、軽症から重症までをすべて一から診断して治療するには、救急医の数があまりにも足りないという事が一つ。
更に地方では夜間に救急医がいるとは限らず、一般の内科やその他の診療科の医師が救急当直にあたっているという場合が圧倒的に多いという事も一つの理由だ。
たとえば脳梗塞などの患者が運ばれてきたらどうなるか?
当然、お手上げ状態だ。しかも、対応のミスや不測の事態があれば訴えられる可能性もある。そうしたリスクは避けたいと考えるだろう。
そのため、「専門外だから診られない」という理由で救急の受け入れを断る。こうして患者は路頭に迷うことになってしまうのだ。
2013年3月、鹿児島南部の小さな過疎の町に「松岡良典」という当時33歳の若き救急医が一軒のクリニックを開業した。
この本の主人公である。
松岡は医学部を卒業後は救急医として大学病院の救急救命センターなどに勤務した。
若くして大学病院の指導的な立場にもなった。
だが、あるとき、ふと疑問を感じる。
「目の前で命の危機に瀕している患者を助けるために身につけた技術を現場で生かさなくていいのか?」という強い思いに駆られた。
その松岡が現在、「24時間365日絶対に断わらないクリニック」で多くの人を救っている。
なぜ、このような救急専門クリニックの実現が可能だったのだろうか?
本書は医師・松岡良典の一生をかけたチャレンジをルポルタージュ形式でまとめた渾身の1冊である!
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