女誡扇綺譚・田園の憂鬱

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女誡扇綺譚・田園の憂鬱

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出版社
小学館
著者名
佐藤春夫
価格
605円(本体550円+税)
発行年月
2019年11月
判型
B6
ISBN
9784093523790

台南を舞台にした表題作等、珠玉の短編5編

明治、大正、昭和の3つの時代にわたって、詩歌や小説、文芸評論など幅広い分野で足跡を残した佐藤春夫の、珠玉の小説アンソロジー。
表題の『女誡扇綺譚』は、日本時代の台南を舞台に、鄙びた町の姿や、没落豪族の娘の霊との出会いを描いた作品で、作者自ら「五指に入るであろう」と評した幻想的な傑作。
改稿を重ねた渾身の一作『田園の憂鬱』は、田舎に移り住んだものの周囲と溶け込めず、次第に病んでいく文学志望の青年を描く。
他に処女作品『西班牙犬の家』のほか、『のんしゃらん記録』『美しき町』を収録。
『大正幻影』で佐藤春夫を掘り下げた評論家の川本三郎氏が解説。

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