セピアの抑えた色調の奥に描かれた美しい心の物語。無償の愛を描いた名作を牧野鈴子の世界で絵本にしました。
「画家のことば」より
「しあわせのおうじ」は、貧しい人々のために、それこそ、本当に身を削って与え続け、その使者となるつばめも、命つきるまで、運び続けます。この究極の「無償の愛」の姿は、絵を描いていて、胸が痛くなることもありましたが、王子の優しさと、つばめの献身は、いったいどのようにして身についたのだろうかと、我が身を振り返って深く考えさせられました。自己中心的になりがちな日常の中で、何が大切かを考える機会を与えてくれる物語だと思います。
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