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「このまま、今の職場で働いていて良いのだろうか…」
傍からみれば、医療・介護業界は、「成長産業」であり、一見「花形業種」にもみられる。
「医療介護業界は、一生安泰だ。しかも、資格を持っているなんて、転職にも優位だろう」
「成長産業」「花形業種」「一生安泰」「有資格者」など、自身のキャリア上、かなり優位な立場にあるにもかかわらず、なぜ、あなたの今の職場や将来への不安が消えないのか。
「なたは、何ができる人なのか」
本書は、医療・介護職のための「キャリア・デザイン本」である。
キャリア・デザインの最初は、あなた自身が組織や社会に対して「何ができる人何か」ということを明確に意思表示しなくてはならないのだ。「成長産業」「花形業種」「一生安泰」「有資格者」など、何の根拠もない話に踊らされていけない。あなた自身が、自分と向き合い、自分の仕事、自分の人生をどのようなものにしたいのかを明確にしなければならない時が来たのだ。
私は、21歳で作業療法士となり、病院へ就職した。しかし、作業療法士という仕事が自分に合っているのかどうか分からなくなり、3年も経たずに退職した。次は、卒業した母校の専門学校の教員となった。
しかし、私は、そのまま作業療法士としてのキャリアを全うすることはなかった。2006年の診療報酬改定から、回復期リハビリ病棟が急増し始め、リハビリ職を大量採用する病院が増えてきた。そこで、私はふと思った。
「現場の仕事や指導をできる人間はこれからいくらでも出てくるが、医療介護業界でマネジメントの知識や経験がある人が求められるのではないだろうか」
私は、今までやっていた作業療法の勉強をやめて、マネジメントやリーダーシップを集中的に勉強し、30歳の時に個人事業として経営コンサルティングやセミナー講師をはじめ、34歳で独立起業した。
私は、作業療法士から経営コンサルタントに転身した。キャリアの節目、節目で「自分は何ができるのか」「自分は何をすべきなのか」を真剣に自問自答し、自分で意思決定してきた結果だ。誰もが私と同じようにキャリアの節目で自問自答することで「自分らしい仕事」や「自分らしい人生」を生きることができるということだ。
「このまま、今の職場で働いていて良いのだろうか…」
この答えは、本書にはない。しかし、あなた自身がこの答えを導くためのヒントは潤沢にちりばめられている。本書が「あなたらしい仕事」「あなたらしい人生」の一助になれば幸いだ。
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