特集:血液学からみるがん免疫療法の新時代
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第81回日本血液学会学術集会にあわせて、本会の大会長である,小松則夫氏(順天堂大学医学部内科学血液学講座 主任教授)責任編集による血液内科逐次刊行物を出版。特集,総説に加え,創刊号を記念して,前述の学術集会のプログラム委員でもある豊嶋崇徳氏(北海道大学大学院医学研究院血液内科学 教授)を司会に迎え,鼎談を掲載,昨今の和文誌ではほかにない,充実した布陣による企画構成。
「特集」,「総説」,「セカンドオピニオン(症例,PROs & CONs)」,「血液アトラス」,「知っておくべき最新臨床試験紹介」の5項目に加え,特集に関する鼎談から構成されており,若い血液内科医からベテランの血液内科医まで幅広く満足できる大変贅沢な専門誌となっている。今回の創刊号では,特に注目されているがん免疫療法を特集し,第一線で活躍の4名が執筆。そのうちCAR-T細胞療法に関しては,さらに理解を深めてもらえるよう座談会を企画した。「総説」では、再生不良性貧血に対する新たな治療薬として注目されているトロンボポエチン受容体作動薬とわが国で確立されたCD5陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に関し,それぞれの専門家に執筆していただいた。「セカンドオピニオン(症例,PROs & CONs)」では骨髄増殖性腫瘍症例の治療選択に迷う症例についてPROs & CONsのかたちで桐戸敬太氏(山梨大学大学院総合研究部医学域臨床医学系(血液・腫瘍内科学) 教授)が執筆。「血液アトラス」では,血液病理医の伊藤雅文氏(名古屋第一赤十字病院 副院長)と,血液形態学の神様と称される阿南建一氏(福岡大学医学部腫瘍血液感染症内科細胞病態解析学講座 客員講師)。血液学の基本は形態学であるが,苦手としている医師も多い。「知っておくべき最新臨床試験」では,数多くある臨床試験のうち,知っておかなければならない最新の臨床試験を伊豆津宏二氏(国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科 科長)が解説。編集顧問の直江知樹氏(国立病院機構名古屋医療センター 名誉院長)いわく,研究者の個性やワクワク感といったものが感じられない。現在の血液領域の書籍を打破するための21世紀の血液学を展望する高い視点をもった,優れたレビュー誌を目指す。
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