四隣人の食卓

韓国女性文学シリーズ

四隣人の食卓

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出版社
書肆侃侃房
著者名
ク・ビョンモ , 小山内園子
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2019年10月
判型
四六判
ISBN
9784863853829

こぢんまりとこぎれいな新築の

共同住宅の薄い壁のあいだから、

内臓が露出するかのごとく暴かれる私生活。

――チョ・ナムジュ(小説家・『82年生まれ、キム・ジヨン』著者)





無理をして、我慢して、完璧を目指して、

結局悪い方に向かってしまう。

けれど密かに、静かに、マグマは猛ってる。

これは私たちの物語。

――深緑野分(小説家)







「ようこそ! 夢未来実験共同住宅へ」

都心にギリギリ通勤圏内。他のコミュニティから隔絶された山あいに国家が建設したのは、少子化対策の切り札となる集合住宅だった。「入居10年以内に子供を3人もうける」というミッションをクリアすべく入居したのは、4組の夫婦。やがて、お仕着せの“共同体”は少しずつ軋みはじめる――。

奇抜な設定で、「共同保育」「家事労働」「労働格差」など韓国社会のホットで深刻な現実を描き出していると話題を呼んだ作品。2018年韓国日報文学賞候補作。

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