取り寄せ不可
「好きな事をひたむきに突き詰めていく楽しさは RPGの冒険の旅に似ている!
澤井さんのマンボウ愛と情熱で彩られた美しい一冊であり、まさに生きた証。」
――中川翔子さん(歌手・タレント)
著者、澤井悦郎さんは、勤めのかたわら在野でマンボウの研究を続ける研究者です。
2017年には、マンボウのなかま(マンボウ属)は世界に少なくとも3種いること、それぞれの種名と学名を海外の研究者とともに確定し、マンボウ研究を大きく前進させました。そのうちの2種、ウシマンボウとカクレマンボウの名付け親でもあります。
そんな「マンボウ博士」こと澤井さんが、次の研究の舞台として目を付けたのが水族館でした。
この本『マンボウは上を向いてねむるのか』は、澤井さんの業績の中でも最新の成果であるカクレマンボウの発見から、在野の研究者として研究を続ける日々の喜びと苦しみ、またマンボウの生活を知りたいあまり、水族館での不眠不休の24時間観察(!)にいたる日々を、最新のマンボウ情報とともにつづったノンフィクションです。
小学校中学年以上の子どもたちに向けた本ですが、「手加減はしません」と本文にあるとおり、マンボウの知識についても研究者の生活についても、惜しみなく公開しています。生きものを研究すること、水族館という場で生きものを飼いつづけることについて、楽しみながら目を開かせてくれる本です。
■目次
はじめに
第1章 わたしがマンボウ博士になるまで
第2章 カクレマンボウを公表せよ
第3章 マンボウ属は3種いる
第4章 水族館は「生きた博物館」
第5章 マンボウ飼いたいんですけど
第6章 水族館で、新しいマンボウ研究が始まった
第7章 マンボウは上を向いてねむるのか
おわりに
あとがき
スペシャルサンクス
参考文献(一部)
■クレジット
カバー・本文イラストレーション 竜宮ツカサ
マンボウイラストレーション 澤井悦郎
装丁 楢原直子(ポプラ社デザイン室)
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