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高校生から研究者まで! 3部構成で簡便にまとめた大作曲家の定番伝記シリーズ21作目となる本作は、芸術が花開いたベルエポックのパリに燦然と輝く作曲家モーリス・ラヴェル(1875~1937)。
フランス音楽・ラヴェル研究の第一人者である著者が、最新の研究成果も踏まえ、フランス近代の歴史・音楽史の中にラヴェルを置き直し、その生涯、作曲の背景や初演時の様子、作品概要などを伝える。師・フォーレをはじめドビュッシー、サティ、ストラヴィンスキー、ディアギレフ、ニジンスキー、クーセヴィツキー……同時代を生きた芸術家、文化人との交流や社会情勢は、数々の傑作誕生にどのようにかかわったのか――。
<生涯篇>では、視野を広げ周辺情報も丹念に描くことで真価をより明確に。またラヴェルに多い編曲作品を、<作品篇>ではジャンルごとにそれぞれ、<資料篇>内「作品一覧」では曲ごとにまとめて紹介するなど、検索性にも配慮した。
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