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私にとってセルフポートレートは
〝可愛さと強さの脅迫〟だ。
自分の容姿や魂に向きあっていると、
時々心が苦しくて押しつぶされそうになる。
それでも、私たちには無数の未来があって、女の子は強くなれる、
そう願っている。
――珠 かな子
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自身に向きあい、写真を通じて何かを求め続ける――
セルフポートレイトを中心に発表してきた
写真家・珠かな子の軌跡を集約した、待望の写真集!
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本書の最初のパートにおさめられている少女に「擬態」した作品群には、
のびやかな雰囲気が漂っている。
ところが二番目のパートになると、
珠かな子のファンタジーは奇妙な方向に逸脱していくようになる。
スコップで首を切り落としてまで自殺しようとしている少女は、
その変身願望の切実さをよくあらわしている。
そして、三番目のパートで、彼女はなんとマタギとしてよみがえってくる。
彼女は熊と合体することで、「強く尊い」生きものとして再生するのだ。
――飯沢耕太郎(写真評論家)
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心の奥に、キラキラ静かに光る純粋でキレイな気持ちがある事で、
私たちはこの宇宙で生まれ落ちた価値があると、
セルフポートレートを通じて知ることができた。
――珠 かな子
企画・構成=村田兼一
デザイン=山崎由美子
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