空海思想とその成りたち

岡村圭真著作集

空海思想とその成りたち

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
法蔵館
著者名
岡村圭真
価格
5,280円(本体4,800円+税)
発行年月
2019年9月
判型
A5
ISBN
9784831856906

本書では、空海がその時々で何を考えていたのか、何を問題としていたか、といった思索を積み重ねることから、「空海思想の成りたち」が実にダイナミックに語られており、空海思想に関心のある方ばかりでなく、空海その人に関心のある方にとっても、興味の尽きることのない著作集であるといってよい。
 ところで、「空海思想の成りたち」などというと、奇異に思う方がおられるかもしれない。なぜなら、従来の空海思想の捉え方は、一面的・画一的であったからである。つまり、空海の思想は生涯変わらなかったとみなされてきたのであった。日々修法をおこない、常に思索を深めておられた密教の阿闍梨であり、卓越した思想家であった空海が、その生涯に、一貫して同じ考えをもっておられたとは考えがたい。にもかかわらず、画一的・一面的な理解しかなされてこなかった。このような伝統的な捉え方に異議を呈し、新たに空海思想が成りたつ過程を丁寧に掘り起こそうとされたのが、ほかでもない岡村先生であり、本書に収録した諸論考であった。(高野山大学名誉教授:武内孝善、本書「解説」より)

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top