日本の“中央ユーラシア”政策

日本の“中央ユーラシア”政策

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出版社
彩流社
著者名
シナン・レヴェント
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2019年10月
判型
A5
ISBN
9784779126215

忘れられた対外政策と知られざるトゥーラン主義運動!



日露戦争以後の戦前・戦中期の対外政策論は、

南進論と北進論に大きく整理されるが、

東西に向かうベクトルがあったことは忘れがちである。



西欧の白人主導の帝国主義の時代、

アジア系民族出自のハンガリーで形成された

トゥーラン主義

(民族的にはオスマン帝国のトルコ人、ソ連治下の中央アジアに

おけるタタール人などのテュルク系の人々、

ハンガリーのマジャール人、フィンランドのフィン人、

モンゴル人、満洲人、朝鮮人、そして日本人が含まれるとされた)

を受け入れた軍人の一部とアジア主義を掲げる知識人や活動家が

トルコやソ連邦内のイスラム系民族との交流を深め、

日本の影響力をユーラシア大陸全体に広げようと様々な運動を

展開した。

本書は、その知られざるトゥーラン主義運動の全貌と

イスラム政策のあり方を検証する労作である。

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