売掛金完全回収 実務と与信ルール

売掛金完全回収 実務と与信ルール

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出版社
ロギカ書房
著者名
小野寺勇史郎
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2019年10月
判型
A5
ISBN
9784909090317

販売なくして企業なしは、昔からのテーマであり、今日は、回収なくして販売なし、からさらに法律なくして完全回収なしの時代です。「企業」ということばは、読んで字のごとく、「業を企てる」ことです。企てとか計画には、挫折・失敗・見込み違いは、つきものです。したがって、企業にはつねに倒産の危険が内在している、といっていいでしょう。主要な得意先が倒産し、売掛債権が焦げつき、受取手形が不渡りになれば、自社もまた倒産の危機に見舞われます。商取引には、危険がいっぱいなのです。このような危険の発生を予防し、万一、危険が発生した場合には、そこから生ずるダメージを最小限に食い止めることを日ごろから心がけておかなければなりません。それが、危険管理(リスク・マネジメント=RISKMANAGEMENT)です。
 危険管理は、いろいろな次元で考えることができます。防衛問題は国家の、雇用保険は社会の、損害保険・生命保険は個人の、それぞれのレベルの危険管理です。それでは、企業レベルの危険管理とは、なんでしょうか。それは、売掛債権の焦げつきや受取手形の不渡りをいかにして予防するか、不幸にして発生してしまった焦げつきや不渡りをいち早く、より多く、費用をかけないで安く確実に回収するにはどうしたらよいか、ということです。万全な危険管理を行うには、法律や経営の知識はもちろん、タイミングのよい的確かつ客観的な判断が必要になります。この時期、経理責任者や営業マネジャーに売掛金を完全に回収するために実務から見直しいただきたいことがあります。自社の与信管理システムのも直しです。例えば、①与信限度額の見直しを図る、②売掛金期間・手形サイトの短縮化を図る、③現金取引の拡大を図る、④資金化の効率を高める、⑤債権の不良化防止策を講じる、などです。
 本書は、このような課題に早期に着手し、実現を図るための手引きとなることを企図して執筆したものです。筆者は、与信管理コンサルタントとして、企業の経営組織管理や営業部門管理の強化に携わっていますが、売掛金管理および回収はどう進めたらよいのか、相談やセミナーの講師をさせていただいています。本書は、代金回収の相談やセミナーで多くとりあげられるテーマや課題に焦点をあてて、実務に役立てられるようにしました。あえてチェックリストや管理帳票、グラフ、チャート、フォーマットなどを多く取り入れました。これらの資料を自社の業務形態にアレンジして売掛金回収のヒントにしていただければ幸いです。

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