出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
もともと数少ない中世の在地文書であるが、その多くは畿内周辺地域に伝来している。それに対して、「有光家文書」は本州の最西端に位置する長門国正吉郷に伝来したものである。中世の在地文書であること、そして畿内から遠く離れた地域に伝来した文書であることの二つの点から全国的に極めて稀有な存在である。現在では中世村落は概ね〈内部に有力な農民と零細な農民が存在する不平等を含みながら、自治的に運営される共同体〉というイメージで語られている。これは畿内とその周辺にある「惣村」をモデルにして形成された。しかし、限られた地域のイメージを中世村落全般に適用するのは危ういことである。入門的な研究書である本書から、「有光家文書」のおもしろさを多くの人に伝える。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。