中世禅への新視角

中世禅籍叢刊

中世禅への新視角

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出版社
臨川書店
著者名
中世禅籍叢刊編集委員会
価格
19,800円(本体18,000円+税)
発行年月
2019年7月
判型
A5変
ISBN
9784653041832

本叢刊で初めて明らかにされた中世禅の性格を解説する論文18編、関連資料翻刻3点により構成。本巻責任編集―阿部泰郎・末木文美士。


◎ 目次

はじめに
序章 『中世禅籍叢刊』と中世禅研究の諸問題・・・末木文美士
【参考】 真福寺所蔵『釈摩訶衍論見聞』書誌情報・・・亀山隆彦

Ⅰ 日本禅の形成と寺院ネットワーク
第1章 鎌倉時代の坐禅観について―『中世禅籍叢刊』を手がかりとして―・・・石井修道
第2章 鎌倉時代後期の南都北嶺と禅宗・・・原田正俊
第3章 真福寺と尾張地域の寺院―大須文庫所蔵無住関連聖教の伝来について―・・・三好俊徳

Ⅱ 達磨宗と能忍
第4章 再び「達磨宗」について―『天台一宗超過達磨章』に基づいて―・・・古瀬珠水
第5章 禅宗の展開と『禅家説』・・・和田有希子
第6章 称名寺本『坐禅義』再考・・・道津綾乃

Ⅲ 栄西とその門下
第7章 上厠法・登溷式について―『胎口決』「上厠作法」と諸清規にみられる真言の受容―・・・尾﨑正善
第8章 九州における栄西門流の形成・展開―禅宗形成史再考―・・・米田真理子

Ⅳ 聖一派と癡兀大慧
第9章 聖一派における仏身論の展開―教理書と印信のあいだ―・・・菊地大樹
第10章 癡兀大慧の心識説―『菩提心論随文正決』の理解を中心に―・・・亀山隆彦
第11章 癡兀大慧の禅密思想―「有覚門・無覚門」を中心に―・・・加藤みち子

Ⅴ 中世禅の広がりと展望
第12章 金沢文庫管理『禅門詩文集』の本態・・・高橋秀榮
第13章 『教月要文集』の思想―『宗鏡録』の一心依用の観点から―・・・高柳さつき
第14章 心地覚心は異端的存在か・・・常磐井慈裕
第15章 「以心伝心」と密教灌頂―宝蓮筆『瑜伽伝心鈔』にみられるレトリックを中心に―・・・ガエタン・ラポー
第16章 脱鎌倉禅?―純粋禅と大燈派についての一考察―・・・ディディエ・ダヴァン

終 章  宗教テクスト遺産としての寺院聖教典籍の再発見―『中世禅籍叢刊』が開示した中世禅の真面目―・・・阿部泰郎

付篇 資料翻刻篇
叡山文庫蔵(真如蔵)『天台一宗超過達磨章』翻刻・・・古瀬珠水
東福寺栗棘庵『栗棘庵印信群』翻刻・・・菊地大樹
東福寺栗棘庵『心生滅真如両門図』翻刻・・・菊地大樹

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