秘密の花園でお茶を

ポプラ文庫ピュアフル

秘密の花園でお茶を

取り寄せ不可

出版社
ポプラ社
著者名
安東あや
価格
726円(本体660円+税)
発行年月
2019年10月
判型
文庫
ISBN
9784591164235

隠れ家カフェ「秘密の花園」にようこそ。
花の香りと美しい青年に、悩みも孤独も疲れも、
心から癒されます。

<STORY>
慕っていた兄の婚約にショックを受けた高校1年の滝川英美里は、思い悩むあまり道端で気分が悪くなり、同級生の伊庭健に助けられる。兄の店だと連れてこられたのは、住宅街にひっそりある隠れ家のようなガーデンカフェ。その美しい庭に魅せられ、英美里は優しく微笑んで迎えてくれた美青年の店主咲良に、誰にも言えない悩みを打ち明ける(第1話 キョウチクトウの誘惑)。
美しい庭の花とあふれる香り、甘いお菓子で訪問客を癒す、花カフェをめぐる目にも心にもやさしい物語。

<目次>
第1話 キョウチクトウの誘惑
第2話 ライラックの憂鬱
第3話 レンゲソウの窮地
第4話 花冷えの日
あとがき

装画:香魚子


<著者メッセージ>

 この物語のテーマは『癒やしと救い』です。
 身も心も疲れ切ってクタクタ――そんなときに読みたくなる本をイメージして作りました。
 私自身がそんなふうに疲弊していた時期に、癒やしを求めて書いたお話です。

 なので、自分の好きなものを詰め込みました。
 見るだけで気分が華やぐ花々、香りで癒やしをくれるハーブ。
 甘くて綺麗なスイーツ。そのときの気分で選ぶ、様々なドリンク。
 ほっと一息つける隠れ家カフェ、ほどよい距離感で接してくれる、素敵な店長。
 そして、ハラハラドキドキもほしい――各話に必ず主要人物の『秘密』を。

 カフェのイメージは、その名のとおりバーネットの名作『秘密の花園』です。
 思いがけず出会った、自分だけの秘密の場所。
 外とは隔絶された別世界で、花や木々に囲まれている――。
 実在のカフェではなく、自分の理想をイメージして創作しました。
(あとがきより)

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