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■元副知事の著者は、道庁時代に「時のアセスメント」や「北海道文化振興条例」など、次代へつなぐ数々の施策を実現。さらに、北海道のキャッチコピー「試される大地」の決定に携わり、狂牛病発生時には対策本部長として日本標準ともなった全頭検査への道筋をつけた。さらに退任後も、「君の椅子」プロジェクトを筆頭にまちづくりや文化、芸術、教育、農業など、幅広い視点から北の未来を見つめ続けてきた。
■本書では、そうした自らの体験を通して、暮らしの原点に立ち返り心に刻みつけてきた幼い日の記憶に耳を澄ませることの大切さ説き、そして地域の誇りを胸に、独自の発想で北海道を「暮らしの王国」にして行こうと、北海道人たちに語り掛ける。同時に元道庁マンの著者は、地域を支える行政マンたちに、地方で暮らすことの希望を創造する志(こころざし)を持とうとも訴える。
■北海道を心から愛する著者が、この島の希望に満ちあふれた未来を願ってつづる初のエッセイ集。ここには、北海道の未来を生きる人々に伝えたい言葉がある。
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