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インターネットを利用し、文字だけでやり取りする「テキスト会議」。
会議室に集まる必要がなく、全員が時間をそろえて参加する必要がないなどメリットの多い会議形式ですが、
文字だけのコミュニケーションはどうしても誤解や認識齟齬を生みやすく、
会議での混乱や揉め事が起こりやすくなってしまいます。
「自分のコメントが、意図とは違う読み方をされてしまった…」
「議論があちこちに発散し、1つのことを決めるのに長い時間がかかる…」
「ちょっとした行き違いから言い争いが始まり、なかなか誤解が解けない…」
このような問題の原因は、「テキスト会議」に特化した運用ルールがないことです。
対面の会議ではすでにいくつかの運用ルールが提唱されていますが、
テキスト会議の運用ルールは、これまでほとんど整備されて来ませんでした。
テキスト会議は、相手の表情が見えない、声のトーンで感情を判断できないなど、
対面の会議にはない特徴をいくつも持っています。
それならば、運用ルールもテキスト会議に沿ったものを用意しなくてはなりません。
本書は、これらの特徴や対面の会議との違いをよく理解した上で、
テキスト会議に特化した運用ルールをまとめて『議事法』として成文化したものです。
豊富な実例を交えてルールを解説し、『テキスト議事法』の導入から実践までをまとめています。
標準的な運用ルールを導入することで、混乱や揉め事が起きることなく
テキスト会議が進められることを目指した一冊です。
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