汪兆銘と胡耀邦

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出版社
彩流社
著者名
柴田哲雄
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2019年10月
判型
B6
ISBN
9784779117336

中国の近現代史で民主化と日本との関わりを考えるうえで

もっとも重要な二人の人物の評伝。

二人の悲劇をたどることで、なぜ中国が長年にわたって

民主化を求めながらも、今日に至るまでそれを実現し得て

いないのか、その構造的要因についても検討する。



汪兆銘

1930年代前半までは、 国民党政府の独裁者・蒋介石の

最大のライバルとして、民主化を強く求めてきた政治指導者。

日本軍に協力したために戦後中国では売国奴とされる。



胡耀邦

その死が天安門事件という悲劇を招くに至った政治指導者。

1980年代に共産党政府のナンバー2の立場から、

民主化を志向する政治改革を成し遂げようとしながらも

失脚させられた。



15歳からの「伝記で知るアジアの近現代史」シリーズ…



欧米中心の偉人伝とは一線を画す、アジアの伝記シリーズ。

その国の歴史でヒーローとして扱われる抗日派だけではなく、

「親日」とみなされてきた人々も積極的に取り上げる。

日本にあこがれ、日本を目指したがために、「現実の日本」と

直接向き合い、格闘せざるを得なかった彼らの目線をとおして、

大人も知らなかった日本の近現代を逆照射する。

日本とアジア、そして世界の歴史が変化していく中で、

彼らはどのように翻弄され、どのような迷いや悩みを抱いたのか――



目的をとげ成功をおさめた偉人ばかりでなく、

挫折し、失意のうちに生涯を終えた人びとの生き様を

中高生に伝える。大人まで!

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