井上一樹自伝「嗚呼、野球人生紙一重」

井上一樹自伝「嗚呼、野球人生紙一重」

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出版社
ぴあ
著者名
井上一樹
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2019年10月
判型
四六判
ISBN
9784835639314

「俺みたいな男の本、誰も読まんわ!」
規定打席に到達したのは生涯1年のみ。年間最高本塁打数は11本。もちろん個人タイトルを獲得した経験はない。野球を続けられるのか続けられないのかの常に瀬戸際。まさに紙一重の野球人生を送ってきた。
しかし、目立った成績のない彼が20年球団に在籍し、多くの中日ドラゴンズファンに愛され、そして引退試合を開催されるまでに至ったのは紛れもない事実である。彼はなぜ、厳しいプロ野球の世界を生き抜くことができただけでなく、ファンや関係者にそれほど愛されたのか。本書は決して記録に表れない彼ならではの工夫とアイデア、心の持ちよう、そして人間的魅力に迫る一冊。もちろん井上一樹氏にとっては初めての著書である。
そのキャリアは、知れば知るほど紙一重の野球人生だ。相撲部屋への弟子入りが確実視されていた幼少時代。投手として入団するも長い2軍生活の後に打者転向。チーム体制の変化に翻弄された一軍生活など、順風満帆と呼ぶにはほど遠い。決して天才打者でもスーパースターでもない彼が、いかにして中日ドラゴンズでのキャリアをまっとうし、記憶に残る選手となり、そしてファンに愛される存在となったのか。多くの挫折を乗り越えた井上氏が、自身の経験をもとに生き抜くヒントを読者に伝える。等身大の井上氏の経験談は、天才たちの成功譚とは全く違った共感や気づきを、読者に与えてくれるはずだ。

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