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二人の商人が強請られ、栄次郎の命も狙われる。
誰が、何の目的で……?
五年前の「事件」の何をどう探り当て強請ってきたのか。
尋常の“敵”ではあるまい! 手首を傷めた矢内栄次郎は得意の抜刀術を使えず……。
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手矢内栄次郎は手首を傷め、撥も刀も握れずにいた。
折しも兄栄之進に再婚話が舞い込んだ。なんと三千石の大身旗本の娘だという。
矢内家は二百石の御家人、もしや栄次郎の出生の秘密を知ってのことか。
一方、五年前の「事件」を探り当てた者から、二人の商人に強請りの文が届き、尾行者も……。
相談を持ちかけられた栄次郎は、はたして……。
◆ 著者について
小杉健治 こすぎ・けんじ
「時代小説が書きたくて小説家を志した」と言う氏の面目を十二分に発揮した<栄次郎江戸暦>シリーズは、確実に大人の読者を魅了し、人気を不動のものにしている。
1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。
1947年、東京に生まれる。
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