最後の一文

最後の一文

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
笠間書院
著者名
半沢幹一
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2019年9月
判型
B6
ISBN
9784305708977

終わりよければすべて良し?!



名作の終わり方の謎を解く。



あの名作の最後の一文、あなたは知っていますか?



明治の文豪から、現役の有名作家まで、計50の文学作品をとりあげ、それぞれの「最後の一文」から読み解ける終わり方の謎を解説しています。

各作品の「最後」が「最初」とどのような関係にあるのかに注目。

作家が終わり方に苦心し、終わりを何度も書き改めたり、終わり方から物語全体を組み立てたり…といったことまでしていたことが明かされていきます。

取り上げられる作品は、国語の教科書の定番作品(太宰治『走れメロス』、芥川龍之介『羅生門』)や、文豪の名作(夏目漱石『夢十夜』、森鴎外『舞姫』)、ノーベル賞作家(川端康成、大江健三郎)の作品や、ベストセラー作家(村上春樹、浅田次郎、東野圭吾など)、人気の作家(森見登美彦、新海誠など)の作品等々。

老若男女、読書の好きな人もそうでない人もアクセスしやすいラインナップで、実際にその作品を手に取って読んでみたくなる最適なブックガイドにもなっています。





目次

まえがき



1 教科書に載っているあの作品

太宰治「走れメロス」

芥川龍之介「羅生門」

宮沢賢治「やまなし」

森鴎外「舞姫」

葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」

安岡章太郎「サーカスの馬」

中島敦「山月記」

山川方夫「夏の葬列」

寺山修司「線の少女」

小川洋子「愛されすぎた白鳥」



2 名作の終わり方 

夏目漱石「夢十夜 第一夜」

梶井基次郎「檸檬」

二葉亭四迷「浮雲」

国木田独歩「忘れえぬ人々」

志賀直哉「小僧の神様」

川端康成「有難う」

北条民雄「いのちの初夜」

谷崎潤一郎「私」

安部公房「無関係な死」

三島由紀夫「憂国」



3 仕掛けるドラマ

向田邦子「かわうそ」

森見登美彦「走れメロス」

浅田次郎「特別な一日」

乃南アサ「向日葵」

池波正太郎「妙音記」

山本周五郎「墨丸」

藤沢周平「山桜」

平野肇「谷空木」

東野圭吾「宿命」

井上ひさし「四十一番の少年」

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top