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【虐待からの生還者(サバイバー)が綴る「魂の物語」】
【坂上忍氏感動、推薦! 】
家族にひとかけらの愛情もなく暴力で支配する父、なす術もなく夫に従う母――そんな荒れ果てた家で育った著者のニック・キャストゥリー氏。ニックは中等学校卒業後自立の道を探り、なんとか幸せをつかめたと思った矢先、父が幼女殺害犯であったことを告げられる。
本書は、父の逮捕を告げられた朝から始まり、絶望的な子供時代から犯罪者の息子として苦悩した時期をへて、自分が経験できなかった幸せな子供時代を味わわせたいと養子を迎えるまでを綴った感動の軌跡である。少年時代、同じくDVを経験したタカ大丸氏が寄りそうように訳出。
<著者略歴>
ニック・キャストゥリー(本名・ニコラス・タイ)
1979年英国・マンチェスター生まれ。義務教育終了後、小売業を中心にいくつかの仕事を転々とした後に介護士となる。現在は、不動産管理業とフットボール選手のマネージメントを手がけている。2006年、幼少時に自らを虐待していた実父が小児性愛者・殺人犯として逮捕される。その裁判に立ち会い、辛い葛藤の時期をへて、犯罪者の子供たちが不当な扱いを受けないために活動するようになる。BBCなどのテレビ番組やラジオ番組にもたびたび出演し、講演依頼なども受けている。マンチェスター警察に勤務するアンソニー(トニー)と2006年から生活を共にし、2015年に結婚して現在はマンチェスターのロッセンデールに在住。養子として迎え入れた3歳の息子がいる。初の著書である本書は、英国で高い評価を得ている。
<訳者略歴>
タカ大丸
英語・スペイン語の通訳・翻訳として活躍するポリグロット(多言語話者)。1979年福岡県生まれ岡山市育ち。高校時代から米国留学を志し独学で英語の勉強を始める。高校卒業後肉体労働で資金をため、2000年に米国ニューヨーク州立大学ポツダム校に入学、政治学を専攻し、イスラエルのテル・アヴィヴ大学でも交換留学で学ぶ。卒業後はさまざまな職業を経験。現在は虐待の経験者、養護施設の子供たちのサポートなどにも携わる。著書に『貧困脱出マニュアル』(飛鳥新社)、訳書に『ジョコビッチの生まれ変わる食事』『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く」』(?扶桑社)、『モウリーニョのリーダー論』(実業之日本社)など多数がある。
発行元:冬樹舎
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