出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
加藤周一や藤田省三に「勇気ある義人」と評された古在由重。
「平和と民主主義」が問い直されるこんにち、同時代の知識人たちとの交流の姿とともに、古在の「反戦の哲学」を浮き彫りにする。
「古在先生のご逝去は、痛恨の限りです。先生は最後まで初志を貫かれた、勇気ある義人でした。その精神は多くの人の心に長く生き続けるでしょう。」(加藤周一「弔電」古在由重告別式(一九九〇年三月八日)にて)
「太平洋戦争中のゾルゲ・尾崎秀実事件に於ける……〔松本慎一・古在由重の活動は、〕その時代的状況を考えれば、拘禁状態に置かれている場合よりも、或る意味では、遙かに大きな勇気と冷静な思考と果敢な決意を必要とする行動でありました。「勇気ある義人」の面目ははっきりとこの時立証されました。」(藤田省三「其の心の在り方の延長線を〓〓古在由重追悼集会にて」)
「夏になると思い出すのは、古在さんと中野〔好夫〕さんの原水爆記念行事の統一についてのはかりしれない御努力です。〔中略〕
古在先生の御健在をたのみとする、見えない無数の人々がいること御信じ下さって御自愛のほど、ひとえに祈り上げます。」――丸山眞男から古在由重への手紙、1986年7月30日(本書「解説」より)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。