取り寄せ不可
今年に入って江戸の町は続けて火災に見舞われていた。
相次ぐ災厄に江戸町人の不安が高まっていたところに、
新たな火の手が上がる。
後に振り袖火事と呼ばれるこの大火災で、
町は灰燼に帰し、江戸城は天守閣までが焼け落ちる。
火炎地獄を彷徨う水戸光圀一行は、
火元がある有力幕閣の屋敷であることを突き止める。
そして怪しげな騎乗の侍たちによる
付け火の疑惑が……。
黒い陰謀に若き黄門さまが迫る!
書下し時代小説。
第一章 振り袖火事
第二章 江戸城炎上
第三章 漆黒の焦土
第四章 黒鍬衆
第五章 大江戸再興
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