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写真家・編集者
都築響一 推薦!
焦土に咲いた欲望の毒花。カストリ雑誌とは「国家」の残骸にぶちまけられたインテリ・パンクスたちの黒い精液だった!
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●概説
終戦直後の大衆を癒した
退廃的なエロスと露悪的な猟奇
戦後のわずかな期間に流行した、悪趣味で低俗、低品質なカストリ雑誌たち。そこには、からっぽな焼け野原から再生しようとするエネルギーが満ちていた。
戦争体験の爪痕と、復興の源となった貪欲な「生」と「性」。その狭間に産まれ、消えていったカストリ雑誌こそ、現代日本の大衆文化の礎になった!
●収録内容
・創刊号117誌の表紙を収録
統制から解き放たれ、改めて西洋的なものを取り込んでいった、独特のアートワーク
・代表的なカストリ雑誌の誌面を解説
売春、姦通、連続殺人など、エロスと倒錯に満ちた内容を紹介
・カストリ雑誌を知るコラム
カストリ雑誌の実態や、その背景を知るための小研究。誌面を賑わせた「赤線」「阿部定事件」などの解説も
・小説「H大佐夫人」復刻掲載
カストリ雑誌『猟奇』に掲載され、戦後初の発禁処分を受けた作品を、雑誌掲載当初のバージョンで復刻掲載
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