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性同一性障害が、DSM-5では「性別違和」にすでに変更され、ICD-11では「性別不合」へと変更される。その変更は単なる名称の変更だけではない。性同一性障害から何が変わるのか? どうなるのか? 「脱病理化」とはどういうことか? 精神疾患ではなくなるのか? 性同一性障害特例法、ガイドライン、保険適用などはどうなるのか?
本書は性同一性障害をめぐる諸問題に精神科医として二十数年にわたって取り組み、現在も患者の診療を担っている第一人者が、その変更の意味と影響についてやさしく解説する。
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