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「ピアノなんて大きらい!」・・・一生懸命練習したのに、レッスンでマルをもらえなかったミミは、すっかりやる気をなくしてしまいます。そんなとき、ミミのもとに「森の作曲家」と名乗る人物から1枚の楽譜が届きます。ピアノ曲をプレゼントされたミミは……。
作曲家が楽譜に書けるのは、音符と限られた音楽記号だけ。曲に込めた思い、音の手触りや香り、間合いなど、すべてをそこに記すことはできません。不思議な森の住人たちとのやり取りを通して、楽譜から作曲家のメッセージを推理するおもしろさに目覚めていくミミ。
この物語を書いたのは、子どものためのピアノ作品を多数手がける現役作曲家。楽譜を読み解く大切さを子どもたちに伝えたいと、10年来の付き合いであるイラストレーターとタッグを組み、初の子ども向け音楽物語に挑みました。作曲家からピアノを習う子どもたちへのプレゼントには、練習が楽しくなるヒントがぎっしりつまっています!
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