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●外記日記(新抄)
中原氏西大路流の中原師種(生没年未詳)による日記。十四世紀半ばに中原師栄によって書写された。文永元年~同四年(一二六四~六七)・弘安十年(一二八七)の五年分を所収する。記録類が少ない鎌倉時代後期において、政治史的に重要な記事を多く含み、貴重である。
尊経閣本は唯一の古写本であり、他の写本は尊経閣本の系統となる。『続史籍集覧』に「新抄」として翻刻されるが、国会図書館本が底本で、良質な写本の公開が望まれていた。紙背文書は『大日本史料』で一部翻刻されているが、今回の影印により全容が初めて公開される。
未翻刻を多く含む紙背文書をすべて透過光撮影し掲載。
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