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いまこそ、後藤新平の声に耳を傾けるべき時だ!
1924年3月5日、67歳の後藤新平が東北帝国大学でおこなった「国難来」の演説。機能しない国際・国内会議、第二次世界大戦の予感、米国と中国で高まる排日の動き、国内政治の腐敗と堕落――特に私利私欲のために利権獲得集団と堕した政友会の政党政治を「国難」と断じ、国民と政治家がお互いを信じて立憲政治の真髄を実現せよという渾身の訴えは、現在の日本と日本を取り巻く状況を予見したかのようである。
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