最後の手紙

最後の手紙

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出版社
亜紀書房
著者名
アントニエッタ・パストーレ , 関口英子 , 横山千里
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2019年9月
判型
四六判
ISBN
9784750516011

別れがつらいのは、それだけ多くのものを 受け取ったから



別れた夫の思い出のみを胸に戦後を生きた女性。

その遺品の手紙が語り出す、悲しい真実とは。

イタリア人の目を通して描く、実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡――



日本人男性と結婚したイタリア人の著者は、結婚の挨拶に広島を訪れた。

義理の叔母ゆり子と話すうち、別れた夫を想い続けるゆり子に興味をひかれていく。深く愛し合っていたふたりは、なぜ引き裂かれてしまったのか。



村上春樹作品の翻訳者が綴った感涙のノンフィクション・ノベル



「二人の悲劇を歴史のせいにするのは、虫が良すぎる事だと分かっています。ですが、幸せになる事は、強い人間だけに与えられた権利なのでしょうか。」

(本文より)

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