軍事と政治日本の選択

文春新書

軍事と政治日本の選択

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
細谷雄一
価格
1,210円(本体1,100円+税)
発行年月
2019年8月
判型
新書
ISBN
9784166612307

中国の軍事的膨張、北朝鮮の脅威、トランプ大統領が言及した日米同盟への不満……。激動の国際秩序のなか、日本の選択とは? 第一級の論者が徹底討議、政府と軍、国民の三者が築く「国民安全保障国家」のあり方を提言する。



日本の安全保障のアキレス腱は「政治」にあり

軍事組織、政府、国民の三者関係を考える

軍による安全、軍からの安全、そして政治からの安全

歴史の分岐点 近衛内閣はどこで挫折したのか?

戦後体制のなかの自衛隊

ネガティブ・コントロールからポジティブ・コントロールへ

東日本大震災、湾岸戦争から学ぶ

サイバー攻撃、宇宙戦争――新しい危機

民主主義の“模範”イギリスが抱える問題

海外での軍事貢献、国民はどう捉えるか

インドネシア 民主化と国軍の関係

「ナショナル・セキュリティ」が脅かされるとき



はじめに 船橋洋一

「国民安全保障」を構想する 細谷雄一

三つの安全を求めて――近代日本の政党政治と軍部 五百旗頭薫

第一次近衛内閣と日中戦争――国家戦略はなぜ挫折したのか 戸部良一

自衛隊と統治機構 千々和泰明

自衛隊とは何か――戦後の政軍関係について考える 廣中雅之

イギリスにおける政軍関係――王の海軍、議会の陸軍 細谷雄一

インドネシアの政軍関係――東南アジアの民主化と国軍 増原綾子

総括 日本の選択 細谷雄一

おわりに 船橋洋一

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