取り寄せ不可
2カ月前に母を病で亡くしたばかりのマリーナは、
白血病の少女に骨髄を提供するため、はるばるイギリスへやってきた。
空港に迎えに来ていたのは、約束の運転手ではなく、
少女の親族である若く美しきウィンターボーン伯爵、ジェームズだった。
はじめこそ、尊大な態度をとる彼に反感をおぼえたものの、
互いに身の上話をするうち、しだいに打ち解けていった。
そしてマリーナは伯爵に魅了されている自分に気づく――心も、体も。
経験したことのない我が身の反応に戸惑うと同時に、気分が浮き立つ。
だが、伯爵邸に案内されるなり、ジェームズの世話係の老人が忠告した。
伯爵様には、婚約を考えている美しい令嬢がおられます、と。
名うてのプレイボーイ伯爵の唇からこぼれた“ノーとは言わせない”という誘い文句が、何度も頭にこだましてしまうほど純朴なヒロイン。魅力的な彼との間に慎重に距離を保とうとしますが……。大スター作家リン・グレアムがお好きな方におすすめしたい一作です!
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