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考現学は未来を考える立場だ──。ジャンパーを着て日本中を歩き回り、民家、服装、都市文化、世相など現代風俗研究に前人未到の足跡を遺した第一人者が綴る生活者の視線。栞執筆=村上慧(美術家、『家をせおって歩く』著者)
(目次)
鈍才先生
*
考現学とは何か
ユニホーム以前のこと
「考現学」が破門のもと
下宿住み学生持物調べ(2)
物品交換所調べ
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民家の旅
雪国の民家
物干竿
子ども部屋不要論
カマド道楽
室内というものの現実
景色買い
*
郊外・街路・書斎
早稲田村繁昌記
風俗は動く
うつりかわり
学ぶ態度と教える技術
人づくりの哲学
ジャンパーを着て四〇年
坑内帽
結婚披露の会での演説
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